サンプルソースファイル
サンプルソースファイルの展開
サンプルソースファイルは、インストール先のsamplesフォルダにあるZip形式の書庫ファイルに納められています。
サンプルソースファイル(Zip形式) | C:\Program Files\Binarix\FL-net\samples\Samples.zip |
---|
エクスプローラでSamples.zipファイルを右クリックして表示されるメニューで [すべて展開...] を選択して、サンプルソースファイルを任意のフォルダに展開します。
注意
WindowsのUAC(ユーザーアカウント制御)により、Program Filesフォルダへの書き込みができない場合があります。サンプルソースファイルの展開先は、アクセス権のあるフォルダを指定します。
サンプルソースファイルは、展開先フォルダの下にプログラミング言語別にフォルダを作成して展開されます。(下表) FL-net通信.NETクラスライブラリを使用するサンプルソースファイルは、CSフォルダとVBフォルダにあります。
フォルダ | 内容 |
---|---|
CS | C#のサンプルソースファイル |
VB | VB.NETのサンプルソースファイル |
VC | VC++のサンプルソースファイル |
プロジェクトの変換
CSフォルダとVBフォルダのサンプルソースファイルは、Visual Studio 2005で作成されています。Visual Studio 2005より後のバージョンでは、ソリューションファイル(*.sln)を開いた時に表示されるプロジェクトの変換ダイアログで[はい]を選択して、プロジェクトを変換してから開きます。
CommonMemorySample
CommonMemorySampleは、以下の処理を行うサンプルソースコードです。
- FL-netネットワークの参加と離脱
- コモンメモリの読み込みと書き込み
Visual Studioの[プロジェクトを開く]ダイアログで、以下のソリューションファイルを開きます。
C#のサンプルを開く場合 | <展開先フォルダ>\CS\CommonMemorySample\CommonMemorySample.sln |
---|---|
VB.NETのサンプルを開く場合 | <展開先フォルダ>\VB\CommonMemorySample\CommonMemorySample.sln |
下図は、CommonMemorySampleをビルドして実行した様子です。他ノードとのコモンメモリによる交信(通信)が確認できます。CommonMemorySampleのインスタンスを複数実行、または付属のFL-net Utilityを同時に実行して、FL-net通信エンジンが複数のアプリケーションに対応できることも確認できます。
MessageSample
MessageSampleは、メッセージ伝送を行うサンプルソースコードです。
Visual Studioの[プロジェクトを開く]ダイアログで、以下のソリューションファイルを開きます。
C#のサンプルを開く場合 | <展開先フォルダ>\CS\MessageSample\MessageSample.sln |
---|---|
VB.NETのサンプルを開く場合 | <展開先フォルダ>\VB\MessageSample\MessageSample.sln |
このサンプルでは、本製品で送受信可能なすべてのメッセージを処理しています。ユーザーアプリケーションにメッセージ伝送を実装する場合は、必要なメッセージのイベントハンドラだけを定義します。
下図は、MessageSampleをビルドして実行した様子です。複数のパソコンでそれぞれMessageSampleを実行すれば、メッセージ伝送を確認できます。